第七話 串団子に登る



次の日の朝。
ホテルを出ようとしていきなり
 「カギを忘れました。

これを中国語で言うと(中国語をクリック)

ホテルの人に部屋をマスターキーで開けてもらってカギをゲット。

歩いて南京東路へ。
ビルのショーウィンドウのガラスに何やら言いながらカエルのおもちゃを放り投げてはくっつけて売っているおばさんを目撃。

地下鉄で浦東地区へ。
お母さんがあらかじめチェックしておいた「粥天粥地」というお店に入る。
ここはお粥専門のお店でした。
メニューを見てもよく分からないので「地球の歩き方」に載っている「生卵と牛肉入りのお粥」(12元)の写真を指さしながら

 「この料理をください。

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本の写真とまったく同じモノが出て来たので彩葉ちゃん感激
なかなかおいしい。
ほかに彩葉ちゃんお気に入りの南瓜餅(6元)などを注文。

串団子(東方明珠塔)の下まで行ってチケットを買う。
登る高さによって値段が違う。
263mまでなら50元ですが、一番上の350mまでだと100元。
一番上までのチケットを2枚買いました。

中に入ると電光板に「東方明珠塔高468米、是亜州第一、世界第三高塔!」の文字がおどっている。
タワーに登る人は外人や「おのぼりさん」が多く、なかには人民服を着た「ケ小平」そっくりの老人も。
エレベーターで上まで登ると見晴らし最高
上海をぐるっと360度一望できる。
黄浦江を魚の群れのように続々と船が進む様子は圧巻。(右の絵)

エレベーターで降りると地下に上海歴史館というのがあったので入ってみる。
上海の租界時代の街並みや阿片戦争などの様子が昔の写真や精巧な人形で再現されている。
人形はとてもリアルで本当の人間のようです。
昔の中国人の弁髪というのがよく分かる。頭の前半分は剃っていて後頭部の髪の毛は長くのばして後ろで編んである。
ここの展示は興味深いものが多いし、数も多いのでゆっくり見ていたら2時間以上かかりました。 (第七話おわり)